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私と16年間暮らした犬、その犬はシーズー犬の男の子で、名前は「タク」といいます。「タク」は2016年の4月に虹の橋の向こうへと旅立っていきました。


「タク」はいつも窓から外を眺めるのが好きでした。トコトコと窓に近づいて、まるで人間がそうするように前足でカーテンを開けて、じっと窓の外を眺めていました。


「タク」がいなくなって、もうずいぶん経つけれど、その姿がいまも目に浮かびます。

「タク」は私の大切な大切な家族でした。

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ある日タクに服を着せてみると……。

taku_01s.jpg

 当時私と一緒に暮らしていたシーズー犬タクが、家に来て3年ほど経った頃のこと、季節は、ちょうど冬のはじめの頃でした。

 そろそろタクにも冬用の服を着せてあげたくて、温かそうなMサイズの服を選んで買ってきました。そして、タクに着せてみると、タクは座ったまま、うつむいて動かなくなってしまいました。

 私は、どうしたのかと思い、もしかしたら……、と思い、試しにタクの服を脱がせてみると、とたんにタクは駈け出して、家の中を走り廻りました。そこで、私は家の中を走り回るタクを抱きとめて、もう一度服を着せてみると、タクはまたうつむいてぴくりとも動かなくなりました。

 私は、その姿を見て、タクはよっぽど服を着るのが嫌いなのかな……、と思って、つい笑ってしまいました。

 それから何度か服を買ってみたけれど、何度着せても、タクはやっぱり固まってしまいます。可愛い服を着てもらえないのは残念だけど、私はそんなタクが大好きでした。

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