私と16年間暮らした犬、その犬はシーズー犬の男の子で、名前は「タク」といいます。「タク」は2016年の4月に虹の橋の向こうへと旅立っていきました。


「タク」はいつも窓から外を眺めるのが好きでした。トコトコと窓に近づいて、まるで人間がそうするように前足でカーテンを開けて、じっと窓の外を眺めていました。


「タク」がいなくなって、もうずいぶん経つけれど、その姿がいまも目に浮かびます。

「タク」は私の大切な大切な家族でした。

タクが初めて「お手」と「おかわり」をしてくれた!

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 生まれて2ヶ月で私の家にやって来たタクが、その後3ヶ月ほど経った頃、おやつのとき、はじめて「お手」と「おかわり」ができました。

 私が「お手」と言うと、右の前足を、「おかわり」と言うと左足上げてくれました。そのうえ、「おすわり」も出来ました。

 一日でたくさんのことができるようなったタクに、私はとても嬉しくなって、思わず抱きしめました。                                    

タクの優しさに気付いたある日の出来事

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 タクがほんとうに優しい犬だと初めて気付いたある日の出来事を、今でも思い出します。
 
 ある日、私がテレビを見ていた時、とても悲しい場面があって、泣きながらそれを見ている私のそばにタクが来て、心配そうに私の顔を見つめていることに気が付きました。
 
 それでもまだ画面を見ながら泣いている私。
 
 すると、タクはテレビの前に来て、まるで「もうこれ以上テレビを見ないで!」と言うように、じっと私の顔を見ていました。
 
 タクはほんとうに私のことが心配だったのでしょう。その気持ちが痛いくらい伝わってきて、私はドラマよりもタクの気持ちがうれしくて泣いてしまいました。
 
 やっぱり、タクは私の大事な家族だとあらためて強く思いました。

タクが部屋の2階の階段から落ちた日

絵になった”たく”です。

 ある日のことです。

 私が2階に用事があって階段をあがると、その後をタクがついてきて、その途中でタクが階段を踏み外して下まで落ちてしまいました。

 私は、その物音にびっくりして振り返ると、タクが階段の下まで転げ落ちていました。私はすぐにタクに声をかけながら階段を駆け下りて、慌ててタクを抱き上げて、「タク大丈夫?」とも、ういちど声をかけました。

 私腕の中で安心したのか、タクは、「平気だよ」と言うようにしっぼをふって応えてくれました。
 私はそれを見て、ほんとうにほっとしました。

 この出来事以来、タクは階段が怖くなったようで、私が2何かで2階に上がっても、タクは階段を上がって来なくなりました。私のあとを付いてこれないのは、ちょっと可愛そうな気もするけれど、タクが階段の下で座って待っている姿も可愛くて可愛くて仕方がないのです。